
吉野の桜のピストンは飽きるのよ
そんなアクティブな山好きのあなたにこそおすすめしたいのが、吉野山の奥深い魅力を堪能できる青根ヶ峰からの縦走ルートです。定番の吉野駅からのピストンコースとは一線を画す、静寂の稜線歩きと、徐々に視界が開けていく感動的な桜の絶景を体験してきました!
スタート地点へのアクセスでまさかのタイムロス…


近鉄大和上市駅に8:03到着。ここからやまぶきバスで登山口へ向かう予定でしたが、事前に確認していた時刻表が休日のものだったという痛恨のミス…(やまぶきバス時刻表)。
次のバスまで1時間以上の待ち時間。吉野駅からのピストンも頭をよぎりましたが、今回の目的はあくまで青根ヶ峰からの縦走ルートを歩くこと。悩んだ末、タクシーを利用して登山口まで向かいました。
タクシー料金は4450円と、予定外の出費となりましたが、貴重な時間を無駄にせず、当初の計画を実行できたことは良かったと思っています。ソロなので、安全面も考慮して早めの行動を心がけました。



タクシーに乗ったので、おっちゃんとめっちゃ喋ったよ。タダでは乗らない!


狙いは静かな稜線歩きと、徐々に開けていく桜の絶景
今回のルートの魅力は、なんといっても静かな山道と、標高を下げるにつれて視界が開け、満開の桜が目に飛び込んでくるコントラストです。


通常、左上の吉野駅から吉野山方面。ピストンが多い。
今回は右の蜻蛉の滝から青根ヶ峰を目指し、下りながら桜を楽しむ。
2025年4月9日の吉野山の桜の開花状況は以下の通りでした。
- 下千本:見頃🌸🌸🌸
- 中千本:見頃🌸🌸🌸
- 上千本:七分咲き🌸🌸🌸
- 奥千本:まだつぼみ
もし吉野駅からスタートしていたら、満開の桜を見た後に、まだ花の少ない奥千本への長い舗装路の登りが続くことになります。これは、山歩きを楽しむ身としては、少し物足りなく感じるかもしれません。
しかし、青根ヶ峰からのルートであれば、静かな自然林の中を歩き始め、徐々に桜の密度が増していく変化を楽しむことができます。




誰にも会わない静かな山道、そしてやっと現れるピンクの絨毯


蜻蛉の滝から続く登山道は、整備されているものの、吉野山のメインルートのような賑わいはありません。稜線に出るまでは、誰一人としてハイカーとすれ違うことはありませんでした。静かに自分のペースで歩を進める、ソロハイクならではの贅沢な時間です。
青根ヶ峰の山頂は特に景色もなく、ベンチもありません。


花矢倉展望台から広がるのは、まさに息をのむような桜の絶景!山肌一面が淡いピンク色に染まり、その美しさに言葉を失いました。(は、言い過ぎやな。実際は人が多すぎや〜が一番の感想なのはナイショ)


ドローンの音が気になりました(おそらく報道関係の撮影でしょう)
やはり吉野山は、一目見る価値のある桜の名所だと改めて実感しました。ただし、展望台には多くの観光客が訪れており、賑わっていました。
絶対平日に行くべし!!!!!!!
車でも行くことは可能ですが、桜の季節は避けたほうがいいですね。
花矢倉展望台から桜を満喫するにはお茶屋に課金せよ
花矢倉展望台はとにかく人が多い。桜のベストスポットは茶屋のデッキが占めています。
お茶屋でおでんや、しいたけご飯を買って座るといいでしょう。(海外の方でほぼ占領されていました)


今回のソロハイクルートとYAMAPログ
今回のルートはこちらです。詳細はYAMAPのログをご覧ください。
ルート概要:


- 西河口 → 蜻蛉の滝 → 青根ヶ峰 → 金峯神社 → 金峯寺(吉野下山)
- 累積標高差: 712m
- 歩行時間: 4時間半くらい(休憩時間含む):
- 難易度: ★★☆☆☆(体力中級程度)
- おすすめポイント: 静かな稜線歩き、徐々に開ける桜の絶景
日帰りハイキングコース
トイレは吉野の奥千本エリアに入れば観光用トイレがありますが、混雑しています。
吉野エリアの地図
まとめ
今回の吉野お花見ソロハイクは、アクシデントもありましたが、それを上回る素晴らしい景色と静かな山歩きを楽しむことができました。花矢倉からの桜の眺めは圧巻の一言。前半は静かな山歩きを楽しんで、後半じっくりと桜を堪能したい山好きの方には、このルートは非常におすすめです。
来年こそは、公共交通機関の時間をしっかりと確認して、スマートにアクセスしたいと思います!(笑)
皆さんも、吉野の山中で、記憶に残る桜の景色を探しに行ってみませんか?
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